25歳社会人2年目。退職届を提出しました。#1
「今の仕事、なんか合わない...」「しっくりこない...」
2020年、新卒で入社。
2年が経とうとしている。
言葉ではうまく言い表せない。
ただ、今の仕事がどうも合っていなかった。
国内大手といわれる大企業。
給料も申し分ない。
福利厚生も整っている。
働く環境は、他の人が聞いたら羨ましがるほどだ。
しかし、自分に合っていないとはじめから感じていた。
「石の上にも三年」という言葉がある。
「何年か働いていればこの感覚はなくなるのでは?」
そう思いながら、2年間働いてきた。
実際、何も変わらなかった。
違和感だけが常にあった。
「就活を適当にやってたんじゃないのか?」
「給料がいいから選んだ仕事なんじゃないのか?」
こう思う人もいるかもしれない。
自分で言うのもおかしいが、就活は徹底して行った。
私は体育会の部活に所属していた。
そのため、すべての時間を就活に注ぐことはできなかった。
大学3年生の春頃からOB訪問やインターンに積極的に参加した。
部活の練習が終われば、インターンへ。
部活の練習が終われば、OB訪問へ。
そんな毎日だった。
早い時期から就活を徹底して行った結果、内定は複数の会社からいただいた。
どの会社も魅力的だった。
そのため、最終的に今の会社への入社を決断するのに時間がかかった。
6月1日に内定をいただいていたが、7月1日まで悩んだ。
結果的に、入社を決断したのは同期の中で一番遅かったらしい。
そこまで悩んで真剣に考えた末、入社を決断した今の会社。
入社してはじめの半年間は、住み込みでの研修だった。
同期80人全員で共同生活。
各自一人部屋が与えられるとはいえ、かなりストレスフルだった。
研修もハード。
土日も勉強や次週の予習で時間が過ぎていく。
半年間の研修を終えた時、達成感が半端じゃなかった。
厳しい研修を乗り越えた今、どんな困難でも乗り越えられる自信がついていた。
研修を終え、配属先へ移動。
私の配属先は名古屋だった。
研修所から名古屋への新幹線の道中、窓から見える富士山が綺麗だったのを覚えている。
「よし!名古屋でがんばるぞ!!」
やる気に満ち溢れていた。
(#2へ続く)