コロナ禍で部活ができない中学生
先日、バレーボールの個人開放に参加した。
(※個人開放=バレーボール好きな人が集まって、練習・試合をすること)
その中に中学生の3人組がいた。
別の体育館で一緒に練習したことのある中学生だ。
私:「今日は部活動休み?」
中学生:「コロナで部活動が中止になっています。
なので、色んな体育館をめぐって練習してます。」
私の学生時代では部活動がおこなわれることは当たり前だった。
私にとって部活動は、学生時代のすべてだった。
毎日、部活動を楽しみにしていた。
厳しい練習。逃げ出したくなることもあった。
でも、やっぱり部活動が好き。
はやく授業が終わって練習したい。
「帰りのホームルームはやく終われ!!!」とずっと心の中で叫んでいた。
今の学生は、私の時代では当たり前だった部活動ができていない。
部活動が好きな学生は、なにを楽しみに学校生活を送ればいいのだろう。
学生が練習できる環境を整えてあげたい。
地域の体育館で学生が練習できる環境を設ける試みはどうだろう?
個人開放は、小学生から大人まで幅広い年齢の方が参加する。
参加するメンバーのレベルも様々であるため、学生が満足に練習できないこともある。
人数が十分にそろわず、6vs6の試合ができないこともある。
未来のある学生たちが成長する機会を。
練習が終わり、帰り際に学生は私にこう言った。
「ぼくたちバレーボールが好きなので、遠くても色んな体育館いって練習します」
真っ直ぐな目でバレーボールが好きだと言ってくれたことが嬉しかった。