SHIN@25歳ミニマリスト

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上には上がいることを実感した小4の夏

姉の影響で3歳から水泳をはじめた。

はじめは水泳が嫌いだった。

練習行く前に「行きたくないー!!!!!」と大泣きして親を困らせた。

プールに着いてもプールサイドで「いやだぁー!!!」と大泣き。

すぐ泣く子供だった。

 

「泣いてないで練習いきなさい!!」

親によく叱られた。

泣きながら泳いでいた記憶がある。

ゴーグルの中が涙でいっぱいになり前がよく見えなかった。

嫌々ながら練習はしっかり取り組んだ。

 

6歳になって、周りより早く泳げる自覚があった。

スイミングクラブでは同世代で一番早かった。

クラブの中では一番最速で「選手コース」という一番上のクラスに昇格した。

 

選手コースは、大会に出場し上を目指すクラスである。

小1から大学生まで在籍し、週6日2時間の練習をおこなう。

夏と冬には1週間の合宿があり2部練習。

かなりハード。

 

選手コースにあがってからは水泳が好きになっていた。

練習をすればタイムが伸びる。

練習をサボればタイムが落ちる。

だから、毎日しっかり練習しよう。

自分から進んで練習をおこなうようになっていた。

大会で結果が出ることが自分にとって一番のやりがいだった。

 

努力の結果、小4ではじめて全国大会に出場。

自分が全国でどのくらいの位置にいるのか知れるいい機会だと思った。

50m平泳ぎ、100m平泳ぎの2種目に出場。

結果は惨敗だった。

自己ベストは更新したものの、順位は下から数えた方がはやい。

 

私のレースの後、100m背泳ぎの競技が行われた。

そこで驚きの光景を目の当たりにする。

2位に25mほど差をつけて周りを引き離す選手。

会場の観客全員が釘付けになるレベル。

 

その選手は、萩野公介さん。当時小6。

ぶっちぎりの1位だった。

あの光景は今でも忘れられない。

「上には上がいる」ことを知った。

 

全国大会に出場していなければ、私は井の中の蛙状態だったであろう。

スイミングクラブでは速い方だった私。

しかし、全国で見れば下位。

上には上がいることを知り、より水泳に本格的に取り組んだ。

その後スランプに陥り、腰の怪我もあり、小6で水泳人生の幕を閉じた。

 

水泳ではいい成績を残せなかったが、水泳から学んだことは多い。

その一つが「上には上がいる」ということ。

狭い世界でとどまらず、広い視野で自分の立ち位置をみることの重要性。

あの時の経験が今社会人になっても活きている。

 

 

「練習いきたくないーーーー!!!!」と泣いていた幼少期。

辞めさせずに続けさせてくれた両親に感謝したい。

 

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