泥だらけになるまで遊んだあの日
幼稚園生の時、野球が大好きだった。
休みの日は、父親と公園で日が暮れるまでボールを追いかけた。
当時、メジャーリーグが大好きだった私はメジャーの選手を真似してスライディングキャッチをすることが好きだった。
取れるか取れないかギリギリのところにボールを打ってもらい、飛び込む。
洋服が泥だらけになるまでボールを追いかけた。
野球を終えて、家に帰ると必ず母に叱られた。
「また汚して~お風呂場で着替えて!!」
毎回叱られていたが、泥だらけにならずに帰る日はなかった。
母親のことを考えて、「スライディングキャッチをしないようにしよう」と考えることもなかった。
ただ、ボールを追いかけて取ることが楽しかった。
それだけに集中していた。休憩することもなく、ずっとボールを追いかけた。
今振り返ると、先のことを考えず今に集中していた。
遊びではあったが、集中力は半端じゃなかった。
25歳になった今はどうだろう?
将来のことを考えたり、先のことを無駄に考えて不安になったりしていないか?
過去と比べて新しい挑戦に踏み切れなかったりしていないか?
あの頃みたいに「今」に集中できていない気がする。
あとさき考えず思い切ってやってみればいい。
全力で今を楽しんでみればいい。
将来のことは誰にも分からない。
だからこそ、今を思う存分楽しもう。