ルーティンが新しいアイデアを生み出す|著書『天才たちの日課』
「天才たちの日課」
タイトルを見るだけでワクワクしてしまう私は変人だろうか。
天才たちはどんな1日を過ごしていたのだろう?
興奮しながら書店で手に取った。
本を読む前まで、「天才=特別」というイメージがあった。
毎日特別なことをしているから世界を変えるような発明ができるのでは?と考えていた。
この本でそのイメージは覆された。
天才たちは、至って普通の生活をしていた。
夜明けとともに毎日同じ時間に起きる
一杯のコーヒーを飲む
午前中にアウトプットをする
散歩をする
読書をする
友人と談笑する
「ふつうすぎる生活!!」「誰でもできるような生活!!!」
私は驚いた。
しかし、冷静に考えてみた。
「ふつうすぎるが、ふつうの人は出来ていない」
1日の中で選択をする回数を減らすために、
天才は毎日同じルーティンで生活していたのである。
【大リーグで活躍されたイチローさん】
毎日同じカレーを食べていた。
打席に入る前に同じルーティンをしていた。
【Appleの共同設立者であるスティーブ・ジョブズ】
毎日、同じ服を着ていた
人は毎日なんかしらの選択をしている。
「どんな服を着るか」
「何を食べるか」
「どこへ行くか」
「どんな本を読むか」
そして、選択できる回数には限度があると言われている。
天才たちは、クリエイティブなアイデアを生み出すことに力を注ぐために選択の回数を減らしていた。
同じルーティンをすれば選択する必要はない。
天才たちは、いたって普通の生活を送っていたことに驚いた。
しかし、そのふつうの生活を普通の人はできていないことを気付かされた。
自分の生活を見つめ直す機会となる一冊。
おすすめです。